台湾はおわん[台灣好玩]

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台湾の言語は台湾語?中国語?【台湾の言語の歴史】

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台湾は海外旅行先として行きやすく、

リピーターも多い、

人気の高い国の1つです。

 

たまに

タイと台湾をごっちゃにされている方にも

お会いしますがσ^_^;

 

身近なようでありながら、よく知らない

という人も

意外と多い国です。


今回は

台湾の基本情報でよく聞かれる質問の1つ

「台湾は何語が話されているのか」

という点についてお伝えします。

 

 

台湾で話されている言語は台湾語?中国語?

台湾についてほとんど知らない方から

時々こう尋ねられます。

 

「台湾って台湾語?」

 

この質問、

結構いい質問なんです。

 

台湾語か中国語か

はい。

両方とも正解です。

 

実は、

台湾語か?中国語か?

どころの話ではありません。

 

台湾語も中国語も

さらに!!

20~30種類の先住民族(原住民)の方も!

いらっしゃいます。

 

それら先住民族の言語も話されています。

(台湾政府認定の先住民族は16民族)

 

先住民族(原住民)の方の中には、

自分の言語、台湾語、中国語、

3つ全て話せる人も

ままいらっしゃいます。

 

日本語しか話されてない国から来た

日本人からすると、

なんかもう未知ですよね。


公用語は中国語ですが、

台湾人同士の会話だと

台湾語オンリーになることも

しばしばあります。

 

地域や、その人の背景にもよりますが…

 

中国語と台湾語のバイリンガル

とても多いです。

 

台湾語って?

こんなにちっちゃい島国台湾に

こんな沢山の言語があるって

すごいことですよね。

 

なんか

歴史のロマンというか

台湾人のルールの謎というか

本当に興味深いです。

 

では、

そんなに沢山の言語の中で

「台湾」という名のついた言語

「台湾語」って

一体なんなんでしょうか。

 

台湾語とは

台湾語は

閩南語とも呼ばれます。

 

中国大陸の福建省南部でも

閩南語が話されています。

 

が、

おそらく全く同じではないでしょう。

 

台湾の閩南語(台湾語)は

台湾で独自に変化してきた

と考えられるところがあります。

 

台湾は

第二次世界大戦中、日本の統治下にあったため、

日本語教育がされていました。

 

その影響でしょうか。

 

台湾語の中には

日本語由来なのではないかと思える単語

たくさんあります。

 

(私は言語学者ではないので

本当のところはわかりません。

ご了承ください)

 

有名どころでは、

カバン、ネクタイ、リンゴなどです。

 

ですので

台湾語というのは、

台湾人のオリジナルの言語です。

 

台湾語はどこで使われているの?

台北では

そこまで日常的に台湾語は使われていないようで、

聞く機会はあまりないかもしれません。

 

もし台北で台湾語を聞いたら、

それはおそらく旅行者です。

(らしいです。)

 

台北の人が台湾語を話すと

「台湾語上手だね」と褒められる…

なんてこともあるようです。

 

台北人で台湾語が話せる人にとっては、

"使わないだけで使えないわけではない"

みたいですね。

 

参考元:https://www.dcard.tw/f/talk/p/227792706   ⚠️中国語です⚠️

参考元:https://oops.udn.com/oops/story/6699/1898690  ⚠️中国語です⚠️

 

台北以外の地域では、

かなり日常的に台湾語が話されています。

 

南へ行けば行くほど

聞ける機会は多くなるでしょう。

 

この台湾語、

日本語の方言のように、

地域によって若干発音等が異なるようです。

 

 

台湾語を話せない台湾人もいる

台湾語を話せるかどうかは、

家庭環境によって

かなり異なってきます。

 

先程、

第二次世界大戦中、

台湾は日本の統治下にあったと言いました。

 

その間

日本語教育がされていました。

 

ではその後は?

 

めっちゃめちゃ簡単にいうと

中国大陸で権力を持ってた蒋介石と毛沢東がケンカして、

負けた蒋介石が

台湾に逃げてきたんです。

 

それで、

日本軍がいなくなった台湾を、

蒋介石たちが統治し始めたんです。

 

台湾に言語がまた1つ増えました。

中国語です。

 

中国語での統治が始まります。

 

すると

結婚、出産等で

台湾人の家庭に中国語が入っていきます。

 

学校では

中国語のみが使われます。

 

すると、

子供達は台湾語に触れる機会が少なくなります。

 

親が台湾語を話す人同士なら、

家で話されるのは台湾語なので、

子供も

台湾語を自然に身に付けることができます。

 

でも

どちらか一方の親が台湾語を理解できない場合

家で話されるのは

どうしても中国語優先になるでしょう。

 

この場合、

台湾語を話せる親と子供が

よく一緒に時間を過ごしていれば

子供は

台湾語に接する機会を持てます。

 

それで、

おじいちゃんやおばあちゃんほど上手に話せないけど

簡単な台湾語だったら話せる

とか、

話せないけど聞き取るのには問題ない

といった台湾人もかなり多いです。

 

子供の時の環境がどうだったかにより、

台湾語のレベルも様々になるんですね。

 

中国語を話せない台湾人もいる

おじいちゃんおばあちゃんの世代には、

中国語が話せない

もしくは

話せるけどうまく話せないので話したくない

さらに

孫と会話するために中国語を覚えたという方もいます。

 

中国語は下手だから…と言いつつ、

外国人である私のために

中国語で話してくれるおばあちゃんに接すると

なんだか感動します。

 

おばあちゃんたちの中国語の方が

私よりずっと上手なんですけどねσ^_^;